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自分のためのINPUT/OUTPUT。好きなものを書き連ねるブログ。

【感想】≪なでしこリーグ第8節≫INAC神戸レオネッサ対日テレ・ベレーザ

 本日はTV放映にて観戦。INAC神戸レオネッサ日テレ・ベレーザに2-3で敗北。
 うわあああ、これで勝ちきれなかったか! 勝ち点取れなかったか! 流石にこれは精神的にもダメージが大きい。3点めを決められたときの澤のガックリ具合が忘れられない。

 神戸もさることながら、日テレがこの順位につけているなんて、今シーズンが始まる前に誰が思っていただろうか。むしろ日テレの独走じゃないかと話していたほどだったのに。
 第7節までで、神戸6位、日テレ7位。神戸は今日負けると勝ち点で並ばれる……つまり第8節は7位の日テレを突き離すのに絶好の直接対決だったわけで、しかもアジア杯後初のホームゲーム、普段よりお客さんも入るだろうし(実際入った。5000人超え!)、前節も苦しみながらも何とか勝ちをもぎ取ったし、ここはきちっと勝っておきたいところだったわけですよ。これまでよりもよいプレーも見られたと思っただけに、より一層ガッカリしてしまったかも。

 高瀬2得点! 素晴らしい! これは今日、本当によかった!*1
 神戸1点め、中島FKからの高瀬ダイレクト。さすが、お互いよく解ってるね。やっぱりこの二人は現時点で一番頼りになるラインだなあ。よく岩清水の守備を外せたなとも思う(しかしこれでイワシ覚醒)。
 神戸2点め、これは相手DFに取られちゃうかなーというところで上手く体入れてちゃんと決めてくれた。高瀬はやっぱりこういうプレーをどんどん見たい。シュートの軌道上にDF2人とGKが倒れこんでる図がちょっと面白かった。
 迷いがあるまま行ってしまったように見えたアジア杯。チームに貢献するプレーはできていたし、近年見始めたとはいえきちんと決められる選手だということは知っているので、もうあそこまで決まらないとメンタル的なものじゃないかと……アジア杯決勝はピッチもメディアも(twitterも)高瀬に取らせてあげたい感がムンムンでちょっと笑ってしまったくらい。そういうのもある意味では魅力なんでしょうけど。「続きはWEBで」張りに「続きはリーグで」かと思いきや、前節伊賀戦でも不発でしたし、ちょっと心配していたんですよね。
 それが今日は何だか吹っ切れたような、前向きなプレーをできていたので、それが結果に結びついて何より。まあ、個人的にはこれをアジア杯で見せつけてほしかったですが! 切実! 私は大儀見も好きですが、彼女の代役って言われるのは違うと思ってるし、これまでのキャリアを考えると若手といって甘んじられる立ち位置でもなかったですしね。

 チームの攻撃の意識も改善されたんじゃないかと思う。前節までは、ゴールまでのイメージできているのかなあとフラストレーションを感じるプレーが多いのが気になっていた。ボールを持ってから考え始めるような。それと比べると、今節はゴールへの意識を感じるプレーが増えたように見えた。やりたいことが少しは伝わってくるプレーになっていた。同じ1点でもそういうところから生まれたゴールの方がワクワクする。
 今日は前半からポジションをいじり始めて、ワントップ高瀬と左SH増矢を入れ替えていた(多分)。やはり高瀬がボールに触る機会が増えた方がよさそう。渡らないから取りに行かざるを得なくなっちゃうんだよなあ。あと、中島はやっぱり2列め辺りにいてほしいような……。現状、どうしてもこの二人頼みにならざるを得ない部分があるように思えるので。後半中島下げたのはどうだったんだろう。

 ベレーザについても少々。
 実は前節の試合を観に行こうと思っていたのだけれど諸事情で行けなかったので、今期初めてきちんと試合をしているところを見た。第一の印象は、想像していたよりも若い選手が多かったこと。これをイワシさんを始めとしたベテランや中堅が上手くまとめてるのかな。というか、このメンツだと阪口も中堅ですらないかも。本日の3点めは18歳の隅田。思い切りのよいプレーで、リーグ初ゴールだったとか。ベレーザも木龍が抜けたとはいえ随分バタバタとしているなあと思っていたのですが、若手メンバーが安定してくるにつれて今後は上り調子になってゆくかも。ということで、今日3点献上してしまったことは、神戸にとって響いてくるような気がしてならない。
 1点め、2点めが、よりによって阪口と岩清水でしたが、やっぱりキーとなるプレーしますね。岩清水は守備ではちょっとやられちゃったけれど……。阪口のトラップからのシュート、あれは対応できない。上手かった! 阪口ほしいわ(笑)。岩清水のオーバーラップ、意表をついた面白いプレーだった。ああいうアイディアを感じるプレーはわくわくする。
 ベレーザは、前節ホームにも関わらず浦和に負けていたのでどんなものかと思っていたけれど、悪くなさそうな印象。繰り返すけれど、勝点で並ばれてしまったのは本当に痛い。

 ところで、この対決「エル・クラシコ」とか言われてたんですけど、ベレーザはともかく神戸はまだ創設10年ちょいだし、いかがなものなんでしょう(笑)。無双時代を築いたチーム同士という程度のニュアンスなのかな。うーん。

*1:本当はあと2点くらい決められそうだったんだけど、何だか難しいのほど決まるので困る。

【読書メーター】2014年5月分まとめ

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3453ページ
ナイス数:148ナイス

GIANT KILLING(31) (モーニングKC)GIANT KILLING(31) (モーニングKC)感想
30巻が琴線に触れる展開だった分、少し31巻を読むのが不安だったけれど、全くの取り越し苦労だった。不破監督ざまあみろという気持ちにはなれず、ETUもこの試合に勝っただけで生まれ変われるというものではない。そんな中でも皆、常に考えながら挑戦しながら、フットボールというものに向き合い続けるしかないのだ、きっと。ガブとゼウベルトがやり合ってるシーンや、GK版夏木発言、各話間の一コマ漫画など、小ネタに結構笑わせられた。そしてジーノの達海への言葉はかっこよすぎてもはや反則である。
読了日:5月5日 著者:ツジトモ
ニセコイ 11 (ジャンプコミックス)ニセコイ 11 (ジャンプコミックス)感想
ここ何巻かはダレてるなあと感じていたけれど、今巻はよかったんじゃないかな。王道の設定や展開を古味直志がどう調理するかというのがキモだと思っているので。万里花は特に思い入れのないキャラクターだったけれど、デートのエピソードでは魅力的な女の子に思えた。記憶喪失を思い出すきっかけが、不確実で美化されているかもしれない十年前ではなく、確実な「現在」の思い出というのもよかった。こういう「要点」はいつも千棘が押さえてるんですよね。実は却って不憫なのは小咲なんじゃないかと思っていたり。人気キャラらしいのに。
読了日:5月6日 著者:古味直志
オー!ファーザー (新潮文庫)オー!ファーザー (新潮文庫)感想
四人の父親達がそれぞれ魅力的で、そして家族としても理想的で、これからは夫達が懸命に子育てするので妻は何の心配もなく子供を生めますよなんて世の中になるのもいいんじゃないかと、割と本気で思ってしまった。何という父親賛歌だろう! ミステリ的な伏線の散りばめ方と回収の仕方も、軽妙洒脱な登場人物達のやり取りも、ユーモアかつ温かみのある家族エピソードも、(この辺りの特徴は初期の伊坂テイストとも言ってもよいと思うのだけれど)どれも楽しめて満足だった。
読了日:5月17日 著者:伊坂幸太郎
イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)感想
中々緻密に作られていることは解る。解るんですけど楽しみきれなかった。先ず、帯で「仕掛け」を推測できてしまった。そして、一番やりたいことがおそらく「仕掛け」であるために、物語や登場人物や一部の伏線が陳腐だった。ひいては読み返したり時系列を整理してみるほどには魅力を感じられなかった。この手の叙述トリックは、正直もっとワクワクさせてほしいし気持ちよく回収してほしい。時系列以外にも暗示があったりと凝った作りになっていることは確かなので、後は純粋に「お話」が面白ければよかったなあという印象。
読了日:5月17日 著者:乾くるみ
失恋ショコラティエ 8 (フラワーコミックスアルファ)失恋ショコラティエ 8 (フラワーコミックスアルファ)感想
今ひとつ、拠りどころの見つけられていなかった『失ショコ』。でも8巻は今までより楽しめたように思う。サエコが皆の相談役になっているのにはちょっと笑った。共感や同意はできなくても、彼女のような考え方もまた面白いのかもしれない。勿論、サエコの持論は、人を笑顔にもする(現在はこちらの印象が強めに描かれていると思う)一方で、人を傷つけることもあるものだから、このまま善しとはされないのではないかという気もしている。現にそのような展開を思わせる部分もあるし、何よりタイトルは『失恋ショコラティエ』なのだし。
読了日:5月18日 著者:水城せとな
姉の結婚 7 (フラワーコミックスアルファ)姉の結婚 7 (フラワーコミックスアルファ)感想
ヨリが相変わらず四十路には見えず、仕事も面白くて仕方なさそうに見えるのは少し気にはなるのだけれど、「恋愛」というメインテーマを際立たせるためなのかな。父との関係性がよくなかったために……というのはあまり安易に言えることではないと思うけれど、ヨリには少なくともその影が落ちていた訳で、ただそれはルイの言動をきっかけによい方向へ進んだ。そして思いの外、理恵もすぐに悟りを開いて(?)しまった。もうお膳立てはできているような気がするが、タイトルの通りに姉は結婚という選択肢を取るのだろうか。
読了日:5月18日 著者:西炯子
ホイッスル! (1) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-1))ホイッスル! (1) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-1))感想
本作品は単行本にて既読。今読むと98年のフランスW杯への日本初出場をかなり強く意識して連載開始された作品だということがよく解る。サッカーをあまり知らない人でも置いてけぼりにならないような、そして一歩踏み込めるような作りになっている。実際に私もこの漫画で知ったことや興味を持って調べてみたことがあり、その意味では思い出深い作品である。舞台は弱小中学サッカー部、仲間集めから始まり、物語は大いに王道的。しかし登場人物によい特徴付けがされているのと、サッカーを誠実に描いているのは好印象で、続きを読みたくなる。
読了日:5月21日 著者:樋口大輔
ホイッスル! (2) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-2))ホイッスル! (2) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-2))感想
将と水野の因縁ある存在にして、物語でも当面の大きな壁となりそうな武蔵森中との対戦。物語初戦の相手としてはお約束の結果となったが、水野とシゲという才能ある選手や将のようなポテンシャルのある選手の存在、松下という導き手になりそうな存在など、様々な可能性を秘めて次巻へと続く。技術は磨けば磨いただけ光る。しかし先ずはイメージやアイディアがあってこそサッカーは面白くなるのだと、武蔵森戦のシーンを読むといつも思わされる。
読了日:5月24日 著者:樋口大輔
ホイッスル! (3) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-3))ホイッスル! (3) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-3))感想
松下にコーチを引き受けてもらうよう説得に行く話、小島を男子チームの試合に出すかどうかの話、どちらも全巻を通しても特に好きなエピソードだ。純粋に物語として印象深かったが、特に後者は女子サッカーを知り興味を持つきっかけになった。当時読んだときには、一介の中二男子(水野)が随分と達観したこと言っているなあと思ったが……正論ではあるのだが、理不尽というか小島が不憫だとも思った。現在、女子サッカー事情も色々と分かるようになり、きっと小島はこの先(大変でも)楽しくサッカーできたんだろうと思う。何だかうれしくなった。
読了日:5月24日 著者:樋口大輔
ホイッスル! (4) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-4))ホイッスル! (4) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-4))
読了日:5月25日 著者:樋口大輔
ホイッスル! (5) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-5))ホイッスル! (5) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-5))
読了日:5月25日 著者:樋口大輔
ホイッスル! (6) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-6))ホイッスル! (6) (集英社文庫―コミック版 (ひ28-6))
読了日:5月25日 著者:樋口大輔

読書メーター

【物欲】M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

 サッカーに現を抜かしていたら、気がついたら5月が終わりかけてる。ここ2、3年、ゆるゆると女子サッカーを見てきたけれど、その集大成と言わんばかりに盛り上がってた。勝手に。*1
 で、女子アジア杯決勝からの中1日で男子壮行試合でも浮かれていたのだけれど、さすがに次まで少し間が空くので最近チェックしていなかった諸々を見ていたら……うおおお! オリンパスからパンケーキズームレンズが出てるじゃないですか! 知らなかったよ! というか、知らなかったのはサッカーで浮かれていた所為ではなくて、社畜生活の所為だったんだけど(発売日は2月末)。*2

 実は今、買い足したM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZをメインのズームレンズとして使っておりまして、便利なレンズなのですが携帯性の悪さ(長い)と重さに少々疲れてきていたところだったんですね。でもわざわざ「今日は、12mmと43mm以上とマクロは要らないだろうから、キットレンズの14-42mmにするかー」とするのも何だか……いくら沈胴式とはいえ。最近は、ズームが必須でなければ、思い切って17mm F1.8(パンケーキじゃない方)を付けて出かけてました。
 且つ、17mm F2.8(パンケーキ)は携帯性抜群なのですが、上に書いたようにF1.8が活躍していることや若干のもの足りなさもあり、全くのお蔵入り状態に。でもパンケーキを付けたフォルムは好き。PENという感じがして。そこがちょっと残念だなあと思っていました。

 これら「軽くて携帯性のあるズームを」「PENにはパンケーキレンズを」という要望を見事に満たしたのが14-42mm EZだったんですね。しかも評判も中々よいようで。これはダメ押し。

 マイクロフォーサーズにはマッチングシミュレーションというそれはもう悪いページがありましてね。本体とレンズの外観の組み合わせを試すことができるのです。物欲を刺激しますよね。
 この14-42mm EZ、オジサマ方にウケのよいレトロスタイリッシュなE-P3に似合わないわけがない! というかむしろP3のためにこのデザインだと言っても過言じゃないんじゃないか。早速試してみた。

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 どうです! って、正面だけでは解りづらい。既にハマりすぎている感もあるけれど。

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 斜めアングル。元からあったかのような馴染み様。
 基本的にP3シルバーは何でも着こなす子で、12-50mmも思いの外しっくり来ていた。某カメラマンさんにも「案外この組み合わせもアリですね」と言われたので、多分気の所為じゃない。

 SONYの6月発売のBluetoothスピーカーなんかも気になってるんだけれど、当面の物欲ターゲットはこのレンズ! この携帯性だったら少しの画角は捨てても構わない。
 ちなみに、パンケーキズームを買っても、12-50mmは手放さないつもりです。遠出や旅行にはやっぱり必要だと思うので。マクロ機能も意外と重宝してるし。

 もう少し調べてみたところ、このパンケーキズーム、OM-D E-M10のキットレンズなんだとか。レンズ単体でも許容できる価格ではあるのだけれど、キットレンズだと知ってしまうと本体ごとほしくなってしまうものですよね。OM-Dエントリーモデル……ちょっと気になる。

*1:中島選手の活躍がめちゃくちゃうれしかったのと、高瀬選手が心配でしょうがなかったので、もうINAC神戸サポでよいかと!

*2:とっくの昔に同様のレンズがパナソニックから出てるのは知ってたんですよ。知ってるんですけど、オリンパスのがほしかった!

AFC女子アジアカップ オーストラリア戦

オーストラリア 対 日本

試合概要

得点

2-2(前半:1-0/後半:1-2)
21分 フォード
64分 デバナ
69分 オウンゴール
83分 大儀見

日本メンバー

4-4-2
高瀬(→後藤)、吉良(→大儀見)
川澄、宮間、阪口、中島(→木龍)
宇津木、川村、岩清水、有吉
山根

感想

 ニュージーランド戦はやはり仮想オーストラリア戦でしたね。
 正直2失点は勿体なかった。全体的にバタついていて、守りきれない、攻めきれない試合になってしまったような。よいプレーもところどころであったんだけどなあ。
 守備が破茶滅茶だったのは見ての通り。吉良、高瀬、中島にあまり美味しい場面がなかった(吉良はすぐ交代されてしまったというのはあるけれど)のも少し残念だった。この辺りは奮起してほしいメンバーなので。あんまり機能してないねと話していたら、佐々木監督が前半から動いてきたので、やっぱりちょっとよくなかったのかなと。ただ、中盤も何気に今ひとつではあったので、後ろも真ん中も落ち着いてないと、前もやりづらかったのではないかなという気も。

守備がバタバタで気になったこと

 DFは、確かに現在のベストメンバーではないでしょうが、選手ひとりひとりを見ればそれなりに経験のある選手もいますよね。まあ、それで何でああなるんだというのはありますけど。岩清水とか個人で見れば安定ですよね。
 ピッチの声ってそれほど拾われていなかったので何ともですが、GK山根のコーチングがどうだったのかなというのは少し気になりました。というのも、先日観に行った試合(INAC神戸ジェフ千葉)で山根選手はコーチングあまりしないねという話になったので。ああいう局面ほどGKの力が必要になのでは。あの身長は確かに強みだと思うのですが、まだそれほど経験を積めていないのかもしれませんね。所属チームでもまだ正GKではなかったような。
 個人的にですが、ちょっとその辺りも原因のひとつだったのかなあと思っています。

気がついたら大儀見が絶対的エースになってた

 大儀見選手は永里登録時代から気になっていた選手で、まさに「化ける」過程を見ることができたのですが、ドイツワールドカップ前後は(主にネットで)結構叩かれたりもしていたような記憶が……もしくは存在を知られていないか。それが今や、周りの人が口々に「大儀見すごいわー」「やっぱり大儀見先生がいないと」なんて言うんですね。あれ、もしかして、永里と別人だと思ってたりする?(笑) ってのは冗談ですけど、でもそう言いたくなるくらい一般的に知名度も信頼度も上がっていて、ちょっと驚いた。意外と皆見てるのね。
 でもここ数年の彼女の進化は実際素晴らしいと思う。技術は元々ある選手だったんだろうけど、今は何よりチームへの貢献度がとてつもなく高い。この試合も、ここまでチーム全体に及ぼす影響力があるとは……想像以上だった。チームスポーツであるから当然それだけで何とかなる訳ではないのだけれど、自身のプレーで示してゆくという姿勢がとても恰好よかった。
 自分でも決められる、ポストプレーもできる、スタミナもある(抜きどころが上手い?)、チーム全体を見る力・盛り立ててゆける力があるって、何だかサッカーとか関係なくても純粋に憧れてしまう。

若手FW……というか高瀬は超ガンバレ!

 で、この大儀見選手、所属チームの関係でグループステージ3試合の期間しかチームに帯同できないということで、決勝トーナメントのことを考えるとやはり佐々木監督は若手FWの飛躍を期待してると思うんですよね。
 じゃあ今回のメンツなら特に誰かというと、やっぱり高瀬選手なんじゃないかと。ずっと代表に呼ばれてるんですが、背番号がまだ固定されてないんですよね。2012年はリーグでも結果出してるし、他メンバーに比べても機会にも恵まれてきたんだし、所属チームのことで心労(?)もあるかと思うけれどこれを機に代表スタメンに喰いこむくらいの気概を見せてほしいな。

若手メンバーには気後れしている部分がある?

 何となくですけど、今日の試合を見ていて、若手がベテラン勢に気後れしている部分もあったりするのかなあと思いました。悪く言うと精神的に依存している面があるのかもしれない。気持ちは解るのですが。大儀見が後退で入ってくると判ったらボールが回り始めるとか……意識面の課題も少なからずあるような。
 後半30分くらいになるとボールを追うのが大儀見と川澄(と宮間)ばっかりになるよねとよく話していて、それはそれでまあ今はいいんですけど、この試合の得点も川澄起点で、1点めも2点めもゴール前に大儀見がいて似たような形。こういうキツイ場面に新しい形ができてくると、層の厚さも実感できるんですが。アメリカに渡ってよい刺激を受けている木龍や、INACで着実に成長している中島にも頑張ってほしい。

次戦(対ベトナム

 ベトナムはホームになるのでとてもアウェー感が出そうですが、今日できなかったことも試すでしょうし単純に期待しています。

手帳カバー内側のヌメ革が焼けた

 季節の変わり目だし、ちょろっとほぼ日手帳の皮カバーの手入れでもするか(といっても汚れ拭いてラナパー塗るだけ)と手帳を外してみて気づいた。
 おお! 内側の革が焼けてるじゃないか!

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 一番表面の部分をめくったところ、ほんのり色が違っているのが判るでしょうか。ピントの合っていない縁の部分も色が変わってますよね。
 ちなみにこれはほぼ日手帳2014年版のロビンエッグという革カバー。内側が白っぽいヌメ革で、あまり色変化しないという声をちらほら聞いていたのですが、きちんと変わってるじゃないですか! 個人的には変化してほしかったのでうれしい。でも、内側って大して陽に晒していない筈なのに……それでも影響があるものなのですね。
 もしかしたら、そんなにベタベタ触っているつもりはないけれど、手から自然と付く油分だとか、汚れだとか、そういうものが変化させた部分も少なからずあるのかもしれません。とはいえ、それだけではこの変わり方にはならない筈ですので、持ち歩いてときどき開く程度でも育ってゆくものなのだなあと、何だかこれから先も楽しみになってきました。

 内側がこれなら外側はもっと影響が出ているのでは……と思ったけれど、外側(写真には写っていませんが青系の革です)は現状を目視する限り大した変化はないようです。購入時に一応写真を撮ってあるけれど、全く同じ条件で撮ることはできないので参考にしかなりませんし、しかもその観点でいっても特に変化がないように見えるのです。ただ、気づかない程度に、少しずつ落ち着いた青になりつつあるのかもしれません。

 ロビンエッグは、購入当初こそブログに画像を上げていた方々がいらっしゃったのですが、その後どのような変化があったか(もしくはないか)、まだ言及している方を見つけられていません。
 ということで、他に経年変化(まだ年は経っていないけれど)の情報を載せてくださる方がいるならば、是非見てみたいなあと思った今日なのでした。

【読書メーター】2014年4月分まとめ

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:3625ページ
ナイス数:84ナイス

食戟のソーマ 1 (ジャンプコミックス)食戟のソーマ 1 (ジャンプコミックス)感想
絵柄が綺麗めな料理バトル漫画かと思っていたら、随分とけしからん漫画だったので脱力した。何も考えずに読める漫画の筈なのに、何故か元気があるときじゃないと先を読み進める気になれない(笑)。料理の作画が素晴らしい。きちんと食指が動く。
読了日:4月3日 著者:附田祐斗,佐伯俊
食戟のソーマ 2 (ジャンプコミックス)食戟のソーマ 2 (ジャンプコミックス)感想
『食戟』とはいかなるものなのか、ようやく明らかになった。そういう意味では、プロトタイプとなった読み切りを1巻に収録したジャンプ編集部は解ってる。1巻時点ではしょーもない漫画だなあ(笑)という印象だったけれど、食戟システムや、王道の学園モノ設定が組合わさってきたことによって、作品の形が整って、物語の推進力が増したように感じた。寮母さんが脱ぐかどうかは非常にハラハラさせられた。
読了日:4月7日 著者:附田祐斗,佐伯俊
食戟のソーマ 3 (ジャンプコミックス)食戟のソーマ 3 (ジャンプコミックス)
読了日:4月12日 著者:附田祐斗,佐伯俊
進撃の巨人(13) (講談社コミックス)進撃の巨人(13) (講談社コミックス)感想
面白い。表紙も格好いい。巨人は言うまでもなく強大な人類の敵。しかしまた別の人類の敵が壁内にいる。巨人の恐怖や独特の戦闘シーンも勿論この作品の魅力だが、実は追いつめられた人間達のギリギリのやりとりが一番面白い部分なのではないだろうか。ジャンの身代わりはお約束。アルミンとクリスタは確かに特徴が似ていると思ったことはあったのですが、まさかその展開が来るとは。
読了日:4月13日 著者:諫山創
進撃の巨人 Before the fall(1) (シリウスコミックス)進撃の巨人 Before the fall(1) (シリウスコミックス)感想
最後の最後でようやく物語が動き出したので、1巻だけで見ると丁寧というよりもやや退屈に感じた。本編の存在を抜きにすると、少し求心力に欠けるかなあ。ここから加速度的に物語が進むのかどうか、次の巻までは少なくとも読んでみたい。しかし、あの状況で巨人の子って……助かってよかったねとはならないものなのだろうか。70年前、既に壁の中の人間は屈折していたというべきなのか、それとも壁の中に閉じ籠った時点で人間はそんなものだったのか。
読了日:4月13日 著者:士貴智志
信長のシェフ 9 (芳文社コミックス)信長のシェフ 9 (芳文社コミックス)感想
表紙の刀を背負ったケンも格好いいなあ。この漫画に出てくる人物は格好いい人ばかりだ。歴史物としての魅力、料理に由来するアイディアの魅力、それに加えて人間にも魅力がある。ストーリーに沿った登場人物なのではなく、信念に基づいて生きている人間が物語を動かしている。武田信玄も家康も格好いい男だった。しかし、最も格好いいのはやはり信長なのだなあ。ケンがあれほど心酔していたとは。
読了日:4月13日 著者:梶川卓郎,西村ミツル
つぐもも (1) (アクションコミックス)つぐもも (1) (アクションコミックス)
読了日:4月13日 著者:浜田よしかづ
つぐもも 2 (アクションコミックス)つぐもも 2 (アクションコミックス)
読了日:4月13日 著者:浜田よしかづ
つぐもも 3 (アクションコミックス)つぐもも 3 (アクションコミックス)
読了日:4月13日 著者:浜田よしかづ
1年が楽しくなる さばお手帳のつくりかた1年が楽しくなる さばお手帳のつくりかた感想
電子書籍にて。この手の本は、いつも読み終わってから「あーまたついつい買ってしまったー!(一度読めば充分)」と思ってしまう。でも、自分の好きなことややりたいことを表現する場があるから楽しく過ごせる、というマインドには共感。デコりすぎでコテコテのやりすぎ手帳ではなく、イラストや見出しで飾って日々を楽しく記述するような内容だったので、ヒントになるようなトピックもあった。
読了日:4月16日 著者:さばお
1/11じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)1/11じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)感想
電子書籍版がなかなかリーズナブルだったので購入&再読。
読了日:4月19日 著者:中村尚儁
1/11 じゅういちぶんのいち 2 (ジャンプコミックス)1/11 じゅういちぶんのいち 2 (ジャンプコミックス)感想
電子書籍にて再読。元々オムニバスは好きだったけれど、ソラだけでなく、更にソラの中に存在する四季を感じ取れるところがこの作品の特に好きなところ。奇抜な展開ではないけれど、読んだ人を励ましたり勇気づけてくれる漫画。(と思うと、読み切りはちょっと意外な展開だったり。伏線なども綺麗にまとまっていてこちらも面白かった)
読了日:4月19日 著者:中村尚儁
ことりっぷ神戸 (ことりっぷ国内版)ことりっぷ神戸 (ことりっぷ国内版)感想
電子書籍にて。紙の本と異なり、地図を並べて参照できないページがあったため、そこだけは別途地図を用意する必要があり少々不便だった。雑貨情報多め。もう少しベーシックな観光情報を充実させてもらえると尚よかったかもしれない。
読了日:4月21日 著者:
ことりっぷ大阪 (ことりっぷ国内版)ことりっぷ大阪 (ことりっぷ国内版)
読了日:4月24日 著者:
七つの大罪(8) (少年マガジンコミックス)七つの大罪(8) (少年マガジンコミックス)
読了日:4月24日 著者:鈴木央
アライブ 最終進化的少年(11) (月刊マガジンコミックス)アライブ 最終進化的少年(11) (月刊マガジンコミックス)
読了日:4月25日 著者:あだちとか,河島正
アライブ 最終進化的少年(12) (月刊マガジンコミックス)アライブ 最終進化的少年(12) (月刊マガジンコミックス)
読了日:4月25日 著者:あだちとか,河島正
アライブ 最終進化的少年(13) (月刊マガジンコミックス)アライブ 最終進化的少年(13) (月刊マガジンコミックス)
読了日:4月25日 著者:あだちとか,河島正
アライブ 最終進化的少年(14) (月刊マガジンコミックス)アライブ 最終進化的少年(14) (月刊マガジンコミックス)
読了日:4月26日 著者:あだちとか,河島正
アライブ 最終進化的少年(15) (月刊マガジンコミックス)アライブ 最終進化的少年(15) (月刊マガジンコミックス)
読了日:4月26日 著者:あだちとか
ayacoの手帖のつくりかたayacoの手帖のつくりかた
読了日:4月29日 著者:ayaco

読書メーター

【観戦】INAC神戸レオネッサ 第5節 ジェフ千葉戦

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 4/27(日)のINAC神戸レオネッサの試合を観に行ってきました。INACの試合を観るのは3試合めですが、ノエビアスタジアムでは初。つまり初のホームゲームということでかなり楽しみにしていました。
 少し写真を載せますが、望遠レンズは持っていないのでクオリティに関してはお許しください。また、観戦の感想ですので、あまり本格的なサッカーの話はない(というかできない)のもご了承いただければ。

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 ホームINACのゴール裏。いつも関東へもいらしているサポーターの方々……と同一人物かどうかは判りませんが、おそらく遠くへも足を運んで声を出してINACを応援し続けている皆さんです。
 ゴール裏の写真を撮るの好きなんですが、今回位置的なこともあり、気づいたらINACしか撮ってなかった……。ジェフのサポさんごめんなさい。
 最近は、基本的にサッカー観戦はメインスタンドですることにしています。ゴール裏は面白いのですが試合を把握しづらいという欠点があり、バックスタンドは一度セレモニーが見えず悲しかった思い出があるので(ちなみに2012年の女子U20ワールドカップ)、純粋にサッカーや関連する諸々を見やすい席がいいなあと。特に女子の場合はチケットも高価ではないので、迷いなく購入しちゃってます。
 ノエビアスタジアムヴィッセル神戸のホームでもあるので、こうやって見ると空席が目立っちゃいますね。
 小さくて判りづらいけれど、よく見たら中島選手、海堀選手、千葉GKコーチも写ってます。

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 結論から言ってしまうと、結果は1-1のドロー。しかも83分高瀬選手のゴールで何とか同点だったので、INACファンはまさかのホーム敗戦かと多くの時間帯を肝を冷やしながら見守っていた、と思う。ジェフも15分に決めて以降追加点がなく、INACは中々攻撃を組み立てられないままだったので、後半は何となく観客席の緊張も弛んでいるような印象だった。

 ジェフの先制点はちょっと面白かった。CKの(結果として中途半端になってしまった)クリアを、後方から突っ込んできた瀬戸口選手がダイレクトシュート。エリア内は混雑していて、ジェフの選手は咄嗟に屈み、反応しきれなかったINACの選手(多分京川選手だと思う)に当たって軌道が変化、結果的に絶妙なコースになり海堀選手も反応できず。観客席もさることながら、ピッチ上も一瞬呆然とした空気につつまれたような。シュートコースが変わった辺りは後から調べて理解できたのですが、瀬戸口選手が詰めてきた辺りはテレビじゃ見切れる範囲だったと思うので、こういうところを好きに観られるというのも観戦の醍醐味かと。
 それから他に特筆すべきは、ジェフGKの山根選手でしょうか! 身長が187cmの超大型GK! 実際に見ても大きくてびっくりする。 そして全然見慣れない、何度見てもやっぱり大きい(笑)。あんまり熱心にコーチングしてるような印象ではなかったのだけれど、とにかくゴールを割れる気がしない。ゴールの上の方狙っても軽々と手が届いちゃうし、ごろんと体を投げ出すだけで完全ブロックだし。飛び出したタイミングが悪かったときに、ループを決められたのはINACにとって幸運だったかもしれません。
 それから、現時点での得点王である菅澤選手は、この日はゴールなし。何となく攻撃面では筏井選手が印象に残っています。って、ジェフの話ばっかりになってますね。

 INACの話もすると、全体的に選手一人ひとり、もしくはチームとしてどうしたいのかちょっと判りづらい雰囲気。サッカーに限らず、こういう状況ってあんまりよくないでしょ。で、こういうのは監督の仕事でしょ。監督がガチガチに指示しすぎて、選手の自主性が損なわれてる可能性もあるけれど。
 個人的にはワントップの高瀬選手にもっとガツンとやらせてあげられればいいんじゃないかと思うんだけれど、どうもそういうチーム作りではないような。高瀬選手、好きな選手なんですけど、多分めちゃくちゃスピードがあるとか足元が上手いとか器用って感じもなくて(笑)、どんなFWかって一言で説明するのが難しい。でも、何気にいいところにいて決めてる印象。計算ずくって感じでもないんだけど……前線で高瀬にボールが渡ったらヤバイみたいな感じでいいんじゃないかと思うんですよね。別にちょっとくらい外してもいいです。勿論前線での仕事はするべきだけど、あんまり色々とタスクを課さない方が活きそう。ただ今期は、前線に持っていくまでの過程も確立されてないんですが……それでもチームとしてもう少し明確なビジョンがあった(見えた)方がいいですね。繰り返すけど、これは先ずは監督さんのお仕事だと思う。

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 試合後。中島選手、何かもらってた(忘れちゃった)。年々成長しているのが判る選手で、これからも楽しみ。代表で活躍できる日がそう遠くないといいな。知らない人にINAC勢で一番押しているのが彼女。

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 高瀬選手も何かもらってた(こちらも忘れちゃった)。一応ホームで得点決めてるのでMVP?
 そういえば、どうしてデジタルテレコン使わなかったんだろう。トリムすべきかどうか考えて気づいた。社畜生活の後遺症か。

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 ファンサービスで、サインボールを投げ入れに来てくれた選手達と、盛り上がる客席の図。改めて見ると、キャプテン・副キャプテンとか、ルーキーでまとまってる。
 少し離れたところで「こんなの絶対取れないよー!」と嘆いていた男の子。実は私、ラッキーでボールをゲットしたのであげようか迷ったのですが……。「サイン11番? 高瀬?」「おお、高瀬のだ!」サインを見たら高瀬選手のだったので大人げなく懐に……ごめん小っちゃい子……。今度もらえたときにはあげるからね。

 女子サッカーは、男子に比べて老若男女万遍なくいる率が高いような気が。サッカーチームの子供達とか、女子サッカー部っぽい子達とか、普通にサッカー好きそうな男友達同士とか、老夫婦だとか、地元のおじちゃんおばちゃんっぽい人達だとか(特に最後のカテゴリが多いような)。地元の人に応援されてる感じがいい。で、聞き耳立ててるとちゃんとサッカー理解して観てる人が多そうだし。フィクションだけど、ちょっと『GIANT KILLING』を思い出すんだよね。漫画はJリーグの話だけどね。プロ野球とかJリーグみたいなコンテンツにはならなくても、サッカーを好きで楽しんでいる人達に支えられている今の雰囲気がずっと続いていくといいな、と思ってます。